PLAYGROUND | スニーカーショップ

2021/09/04 11:37



ー お仕事は何をしていますか?

大学生です。東京大学の農学部木質構造科学専修の3年生です。木造建築について研究しています。木材の構造や、素材の研究を幅広くやってます。元々は建築学部志望でした。東大は入学してから成績順で希望の学部を決めることが出来るのですが、志望した建築学部には入れなかったので、建築学部に一番近いこの学部を選びました。


ー なぜ東大に行こうと思ったんですか?


きっかけは漫画の「ドラゴン桜」です。どうせ勉強するなら東大目指そうと思って勉強して受かりました。




ー コロナになって変わったことはありますか?

授業がオンラインになってキャンパスライフが無くなりました。新しい友達も出来づらいです。また、単位が取りにくくなったようにも思います。 もちろんプラス面もあり、場所に縛られなくなりました。朝起きてサーフィンをして、海でオンラインの授業を受ける、みたいな生活ができましたね。

ー プライベートでは影響ありましたか?

友人たちと気軽に飲みに行けなくなりました。遊ぶにしてもちょっと遠慮がありますね。

ー 最近だと何か気になってることはありますか?

最近はサーフィンをしています。高校時代の友達に連れていってもらったのがきっかけです。最初は湘南の鵠沼に行きましが全然出来ませんでした。 元々水泳をやっていたので自信はあったのですが出来ずで...、悔しすぎて、どんどんハマっていったという感じです。

ー それから何度も行くようになったのですか?

はい、何度も何度も通いました。 また違う楽しみも見つけました。あるとき新しいサーフボードが欲しくなったのですが、20万円くらいするのでなかなか買えませんでした。 サーフボードをよく見たところ、これなら自分でも作れるかも?とふと思い、調べてみたらインターネットで自作している人をみつけました。その方のブログを見ながら真似てやったら1本作れたんですよね。今思うと全然サーフボードの形を成していませんでしたが、 全く機材も揃ってないなかでも、やれば自作できることが分かりました。そこから自分のサーフボードを自作するようになりました。




ー どうやって作っているのですか?

発泡スチロールに似ている素材を削って、樹脂でコーティングしていくって感じです。 自分のボードは自分で作って、自分で乗って試しています。


ー 簡単には作れませんよね?

小さい時から、なんでも自分で作るのが好きで得意でした。それがうまくサーフボードとマッチしたのかなと思います。小学生の時にパイレーツオブカリビアンを観て、図面を引いて帆船模型を作りました。もっと幼少期だと、ギターが欲しかったのですが買ってもらえなかったので、ダンボールと輪ゴムでギターを作ってポロポロ弾いてました。高校生くらいからスニーカーに興味を持ち始めて、スニーカーも自分で作ってみたいなと思っていました。

ナイキのデザイナーのティンカー・ハットフィールド氏や、最近だとヴァージル・アブロー氏も建築出身ですよね。建築を学べば、スニーカーのデザインにも通じていくのかもとも思って、今の学部に身を置いています。




ー PLAYGROUNDを知ったきっかけを教えて下さい。

高校生の時からHEAVENS OMOTESANDOにいる世良田さんに髪を切ってもらっていて、そこで教えてもらいました。最初はダンクが欲しくて行きましたがサイズが残念ながらなく...。その後はインスタグラムをチェックするようになって、自分に合いそうなサイズが入荷したら大学の昼休みに買いに行く、みたいに通うようになりました。

ー 今までに履いてきたスニーカーを教えてもらってもいいですか?

中学でバスケットボール部に入りました。中学2年生のときにロンドンオリンピックがあり、そこでNIKEのバスケットボールシューズでHYPER DUNK 2012がでました。一目惚れでそこからバスケットボールシューズを強く意識するようになり、惹かれていきました。

高校生になってからはお洒落を気にし始めて、エアマックス90を買いました。ファッションとしてのスニーカーはそれが最初です。高校生のときはナイキばっかりでもなく、バンズやコンバースも履いていましたね。よく覚えてるのはバンズのランピンっていうモデルです。

あとはNIKEのルナロンのインソールが入っているスエードのワンスターもよく履いてました。 バスケットボールシューズも引き続き興味がありました。一番苦労して手に入れたのはレブロン11のアクロンvsマイアミっていうカラーです。 高校1年生の時、NYに旅行に行って、スニーカーショップを探し回って見つけました。ああ、成人式の時にはスーツにジョーダン11を履いていきましたね笑。



ー 今日持ってきてもらった靴を見せてもらってもいいですか?

(一番左)これはジョーダン6です。ジョーダンのなかで一番好きなモデルです。見た目がシンプルにカッコよくて。初めてプレ値で買ったスニーカーですね。

(左から2番目)これはハイパーダンクの2012です。初めて自分で選んだバスケットボールシューズです。先程少し話しましたが、ロンドンオリンピックに合わせて発売されました。キービジュアルでレブロン・ジェームスがこの色を履いてダンクシュートしているのを見て、どうしても欲しくなり買いに行った1足です。 デザインやディテールも魅力的です。

(右から2番目)このダンクは先日PLAYGROUNDで買いました。シンプルに配色がいいなっていうのと、 アッパーが裂けているところがあったり雰囲気があります。最近のお気に入りです。


(一番右)これはデリックローズっていうNBA選手が2012年のオールスターで履いていたモデルです。僕の中学生高校生のユニホームがオレンジ色だったので、ちょうどよかったんです。当時デリックローズも新人王をとってノリに乗っていて、とてもかっこよかった。僕が持っている唯一のアディダスのバスケットボールシューズです。すべてバスケットボールシューズ縛りで持ってきました。バウケットボールシューズが好きですね。機能が見えている感じが好きなんですよね。




ー 最近のスニーカーシーンについてはどう思いますか?

正直、全然追えていないです。人気のスニーカーにあまり興味がない感じですね。 そもそも人気のスニーカーが欲しいってわけではないので、自分がいいと思うスニーカーが欲しいって感じです。今でいうとハイプなスニーカーに興味は無いです。スニーカー好きって周りに言うと一括りにされがちですが笑

人気のスニーカーは転売されて高価になり、人気が無いものは全部アウトレット行き。それは ちょっと寂しいなと思います。インラインにもいいモデルが沢山あると思います。コラボじゃないっていうだけでチェックしてないっていうのはどうなのかな?と思います。 




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大島啓太郎_Keitaro Oshima | COLLEGE STUDENT

1998年生まれ。新横浜在住。東京大学の農学部木質構造科学専修にて木造建築について研究をしている。Nike原宿でのアルバイトを経て、現在PLAYGROUNDでもたまに店頭に立つ。

https://www.instagram.com/keitaro________u/